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社会貢献活動-ラオス支援活動
トップ > 社会貢献活動 ラオス支援活動 - 2008年宮崎美里のラオス視察記(3)

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不発弾撤去現場のすぐそばにも子どもたちの姿がありました

■ 爆発音とともにある生活
クラスター爆弾撤去現場

中学校建設予定地を後にした私たちは、中学校建設予定地から車で10分ほどの場所にあるMAGの不発弾撤去現場を訪れました。
現在、シエンクワンで活動するMAGチームは4チームあり、被害状況やインフラ整備の需要などから、優先度が高いと判断した地域で活動を展開しています。イギリスの支援団体であるMAGですが、事務所の運営からチーム管理、撤去作業、コミュニティーへの教育に至るまで、現地のラオス人スタッフが中心となって行っています。

現場についてすぐに、「ドーンッ」という音が響き渡りました。
不発弾の爆破処理が行われたのです。

別の場所で行われた爆破処理だと教えられましたが、初めて聞く爆破音に思わず身が硬くなりました。

そんな私たちとは対照的に、現場の女性監督者はにこやかに私たちを迎えてくれました。(この現場は、女性だけで組織されたチームが担当しています)すぐ近くの民家にも子ども達の姿がありましたが、爆破処理の音に慣れているのでしょうか。何事もなく遊び続けていました。

シンと張りつめた空気の現場を想像していた私にとっては、にこやかに話をしてくださる監督さんも、周りで遊ぶ子ども達の姿も全てが驚きでした。「地雷原に音はなかった」とよく聞きますが、ラオスには日常音があり、今危険な場所にいるのだということを忘れそうになります。

現場に立ち入る際に必ず行う、「名前」「血液型」の記録と、「署名」が唯一、今自分はリアルに大変な現場にいるのだと感じさせてくれました。



■ 不発弾の残る土地は果てしなく続く。それでもやるしかない。
モン族のお見合い

次に訪れた現場は二続きの丘になっており、手前の丘の裾では「モン族伝統のお見合い」が行われていました。村公認の集団お見合いで、男女が向かい合ってボールを投げ合い、相性の合う相手を見つけていきます。まわりでは村人が若い男女のやりとりを楽しそうに見守り、小さな子どもたちもきゃっきゃと走り周っていました。

ちょうどこの時期はモン族のお正月祭りにあたり、お見合い最盛期だったらしく、ビエンチャンからシエンクワンにくる道中でも同じような光景に何度も出会いました。男性はお見合い相手を求め、遠く離れた村からもやってくるのだとか。


クラスター爆弾撤去作業

そんな光景が広がる丘の上では、金属探知機で不発弾を探す作業とチェーンソーによる草刈りが行われていました。撤去作業が終わった後は、村落の農地として使用される予定です。

草地で不発弾撤去を行う場合、まずはざっと金属探知を行い、次に草刈り、最後に綿密な金属探知を行い撤去を進めていきます。草刈りの段階ではまだ足下に危険が残った状態ですが、草が生い茂った状態では処理ができないためやむを得ません。

地中に眠る不発弾は、探知機の幅にあわせて調べていきます。
大学ノート10ページほどがあるとしましょう。その1行1行を、くまなく調べ進めていくのです。
中にはただの鉄くずや金属も埋まっているわけですから、探知機が反応したからといってそれが不発弾とは限りません。
ただの金属なのか、不発弾なのかひとつひとつ掘って調べなければなりません。広大な土地の撤去作業には、気が遠くなるほどの時間がかかることを想像いただけるでしょうか。

ラオス政府の不発弾撤去機関「UXO-ラオ」がこれまでに撤去した不発弾は、不発弾として眠っていると推定されるクラスター爆弾全体のわずか0.47%に過ぎないという情報からも、ラオスの国土の大半がまだクラスター爆弾未処理のままになっていると考えられます。「ラオスからクラスター爆弾が消えるまでには、まだまだ時間がかかるだろう」とMAGシエンクワン事務所の責任者ソートさんは語ってくれました。それでも、人々が安心して暮らせる土地を一歩先一歩先へと広げていくために、日々撤去作業が進められていきます。

現在MAGでは 1チームにつき、おおよそ8人の撤去作業メンバーが配置されていますが、与えられる金属探知機は2人につき1台。安全な土地の確保は間違いなく進んでいますが、機材が限られたなかでは処理スピードに限界があります。

作業メンバー1人につき1台にしたいとソートさんは話してくれましたが、金属探知機1台が6000$と高額なためそう簡単には設備できないのが現状だそうです。不発弾処理を加速させて安全な地域を拡大し、地域の発展につなげるには、機材設備と人材の育成が急がれます。

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