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社会貢献活動-ラオス支援活動
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プロジェクト進捗状況報告

■ 2009年01月12日 中学校建設予定地の不発弾処理が完了しました!
不発弾撤去の様子子どもたちの安全のため、くまなく調べます

調査の結果、幸運なことに学校建設予定地からは1つの不発弾も見つかりませんでした。調べてみて初めて安全かどうかがわかる。これが地雷や不発弾が抱える問題でもあります。

学校の敷地という限られた範囲ではありますが、これから子ども達が安心して勉強し、思い切り大地を走り回れることを嬉しく思います。地道かつスピーディに不発弾撤去を行ってくださったMAGの方々に感謝申し上げます。

さぁ、ここからは中学校建設です!
随時、途中経過をご報告してまいります。
それでは、次回ご報告までいましばらくお待ちください。


■ 2009年03月05日 建設工事が進んでいます
中学校の建設現場。基礎が組まれています。

MAGラオス事務所より、建設現場の写真が届きました!

一面に広がっていた草が、すっかりきれいに取り除かれ、建設作業が進められています。

これから、土台の基礎工事から、柱や壁を作る工事に移っていきます。


■ 2009年04月09日 建設は順調に進んでいます!
建設途中の中学校を裏手から眺める主な建築資材はレンガ中学校を表(グラウンド)側から眺める

2009年3月31日の時点で、すでに50%の建設が完了しているとのことです。

現地の赤十字、MAGラオ、テラ・ルネッサンスによって現地の進捗は管理されています。

上の写真は、2009年4月3日に撮影されたものです。


■ 2009年06月06日 中学校が完成しました!
白壁の校舎が完成!雨上がりで若干曇り気味のお天気ですが、校舎の白い壁がひかります。1階建ての横にまっすぐ伸びる校舎です。
校舎内部。教室にはもう既に、木製のテーブルが並べられています。子ども達はこれからこの教室で勉強します。

6月6日、中学校完成の知らせが届きました!

12月の現地視察から約半年。
あの不発弾未処理地だった大地に、白くかがやく校舎が建ちました。

子どもたちを迎え入れる準備が進められます。


■ 2009年09月01日 中学校 『プレマシャンティスクール』 が開校しました!
中学校の開校を祝うセレモニー文房具の贈呈
文房具の贈呈民族ダンスを披露してくれる中学生

9月1日、カンパニオン村に「プレマシャンティスクール」が誕生しました。

夏休みを終えた子どもたちが登校し、闘牛や民族衣装でのダンス披露など、開校を祝ってのセレモニーが行われました。

中学校開校の詳しいご報告はこちら>>


■ 2010年03月09日 金属探知機購入費をテラ・ルネッサンスへ贈呈

プレマ株式会社10周年記念式典の際、取引先の皆様からいただきましたご祝儀144万円を、すべてラオス支援の寄付金として、特定非営利活動法人テラ・ルネッサンスへ贈呈いたしました。弊社の事業姿勢に賛同してくださるお客様、お取引先の皆様に、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。
(写真左:プレマ株式会社常務取締役 佐々田、右:特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス理事長 鬼丸氏)

寄付金は、不発弾撤去に不可欠な金属探知機の購入(2台分)に役立てられます。


■ 2010年07月09日 女性不発弾撤去チームに金属探知機2台が届けられました
シエンクワン県でクラスター爆弾の不発弾撤去作業にあたる、MAGラオス女性不発弾撤去チーム。金属探知機2台を前に並べて集合写真。
撤去作業風景。山の斜面をくまなく調査します。撤去作業風景。赤い棒が立てられた場所には不発弾が埋まっている。

プレマシャンティスクールの建つノンヘッド郡カンパニオン村がある、シエンクワン県で活動するMAG女性不発弾撤去チームの元に、金属探知機2台が届けられました。

MAGの代表スタッフからは、

『今回提供いただいた金属探知機は、現地撤去作業員からも、地元の村人たちからも、とても感謝されています。継続したご支援に感謝申し上げます。』

とメッセージをいただいています。


※今回MAGに届けられた金属探知機はイタリアのCEIA社製のもので、以前MAGが使用していた地雷撤去用金属探知機に比べ、2倍のスピードで不発弾を撤去することができます。撤去スピードに2倍もの違いが出るのは、次の理由からです。


1.CEIA社製の金属探知機が、「金属分を多く含む土壌であるラテライト」「金属片」「不発弾」をそれぞれ識別できる高性能探知機であること。

以前の探知機は識別が十分でなかったため、反応したところすべてを掘り返して、不発弾なのか、そうでないのかを確かめる作業が必要でした。そのため、どうしても撤去作業に膨大な時間が費やされていたのです。今後は不発弾だけを非常に効率よく、撤去することができます。

2.地雷よりも不発弾を探知するために、特別にデザインされた金属探知機であること。

地雷撤去用の金属探知機は、左右にスライドさせながら少しずつ前進して探知していく必要がありましたが、CEIA社製の金属探知機は、真っすぐ歩きながら探知することができます。これも、スピードアップの要因です。


その他、金属探知機の数が足りず2人で1台の金属探知機を使用していた点も、金属探知機の数が増えたことで改善され、まだ1人に1台とはいきませんが、格段に撤去速度はあがっています。


■ 2010年07月17日 新校舎の現在の様子
シエンクワン県でクラスター爆弾の不発弾撤去作業にあたる、MAGラオス女性不発弾撤去チーム。金属探知機2台を前に並べて集合写真。撤去作業風景。赤い棒が立てられた場所には不発弾が埋まっている。
撤去作業風景。山の斜面をくまなく調査します。撤去作業風景。赤い棒が立てられた場所には不発弾が埋まっている。

いい天気!青空が広がっています。開校式のときは雨上がりのあいにくの曇り空でしたが、教室に光が差し込んで気持ち良さそうです。

暑さの厳しくなってくる7月-9月には長〜い夏休みとなります。プレマシャンティ・スクールには、遠く離れた村落からも子どもたちが通っています。多くは寄宿生として、親元を離れ学校近くで生活しているため、この夏休みを利用して子どもたちは親元に帰省します。

 

■ 2013年07月03日 プレマ・シャンティ中学校報告

ラオス プレマ・シャンティ中学校より活気あふれるレポートが届きました!

花咲く未来へ

ちょうど2月は、標高の高いカンパニオン村でも梅の花が咲く季節。
白い校舎の周辺にも、同じ淡白い可憐な花が、満開に咲き誇ります。

中学生たちが植えた梅の苗木が育ち、花を咲かせるように、たくさんの中学生たちが、このプレマシャンティ中学校を卒業していきました。そして、中学校の建設以来、生徒数は増加し続けています。

●夢と希望の学校

プレマ・シャンティ中学校が建設されてから、新しい学校で勉強できるようになった中学生たち。これまで小学校の教室を借りたり、保育園の建物を利用していた子どもたちにとっては、新しい白い校舎は、夢と希望の学校となっています。

 2009年にプレマ株式会社様よりご支援いただき、完成したラオス、シエンクアン県ノンヘット郡カンパニオン村のプレマ・シャンティ中学校。完成してから4年が経過した2013年2月7日に訪問してきました。

 シエンクアン県の県都ポーンサヴァンから曲がりくねる山道を車で走り、ようやく丘の上に校舎がはっきり見えてきたときは、嬉しさの反面、きちんと使ってくれているのかという不安が入り乱れた気持ちになります。車が右折し、中学校の麓にある小学校の前の校庭に入りました。そこで、まず目にしたのが、小学生たちがかごを持って一緒にゴミ拾いをしている光景。なんとも言えない嬉しさが、込み上げてきました。学校の周りの環境が整備され、綺麗に保たれていることは、学校の管理がされている証拠です。そこから中学校のある丘の上に上がって行きました。毎週水曜日は、環境美化活動をする日と決められているようです。中学生たちは、先生の指導のもと、学校の周りをさらに綺麗にするために木を植えていました。土を掘り苗木を植えるのです。これも学校を建設する前に、不発弾撤去をやったから安心して土を掘ることができるのです。

 学校を建設する以前の調査の時からの知り合いである校長先生や先生たちも次から次へと出てきて、挨拶をします。お互いに顔を覚えていて、再会できるのが、楽しみの1つです。そして、シエンクアン県のカンカイにある教育大学で勉強する教員志望の学生が、10人ぐらい教育実習に来ていました。実習生のワークショップがあるため、午前中の授業は少し早く終わっていました。お昼に校長先生を始めとした先生たち15名と短いミーティングをし、現在の中学校の状況などを聞きました。校長先生によれば、生徒数は毎年増加していて、2013−2014年度は、309名の全校生徒、7教室を使って勉強しています。すでに今年から生徒数が増加してきたことで、建設した校舎の5教室のうちの1室を職員室として使っていて、残りの4教室、さらにプレスクール用に建てられた建物の2教室、そして小学校の教室を1つ借りて授業をしていました。

 校長先生を始めとした先生たちの子どもたちへの想いと、純朴な子どもたちの勉強したいという想いが重なって、とてもいい学校になっていると思いました。校舎を建てた後、校長先生に管理運営を任せることになったのですが、1年に一度見に来れるかどうかという場所にある中学校が、本当にきちんと運営されていて、素晴らしいとしかいいようがありませんでした。さらに驚いたことに午後4時以降も勉強したいので、電気が使えるようにしたいと、先生たちが言います。この地域の子どもたちの将来には大きな期待を抱きながら、梅の花咲く学校を後にしました。現地の人たちが本当に必要で、重要だと考えて、自分たちの未来を担う人材を育てている様子は、本当に素晴らしく、とても美しい光景でした。

 

●一緒に描くビジョン

校長先生を中心に運営される学校の授業は、充実しています。学校の先生たちも、授業が熱くなります。素朴でシャイな子どもたちですが、先生たちとも一体となった学校は、とても美しい光景です。一緒に未来を精一杯描いているところです。

【チャイエンヤ校長先生からのメッセージ】
プレマ株式会社の皆さん、日本の皆さん、お元気ですか?私は、カンパニオン村にあるプレマ・シャンティ中学校の校長です。皆様には、中学校を建てていただき、心より感謝申し上げます。教員たちと子どもたちも、この新しい中学校の環境で勉強できることを、とても喜んでいます。本来であれば、私たちから何かお礼をするべきですが、どのようにお礼をしたらいいか、分かりません。私たちにできることは、皆様のご健康とますますのご活躍をお祈りすることです。そして、いつかまたこのプレマ・シャンティ中学校へお越し下さい。

濃霧の中、咲く梅の花

2012年2月。標高が高いカンパニオン村にあるプレマ・シャンティ中学校は、深い霧に覆われるなか、淡いピンク色の梅の花が、咲いていました。気温も低く、暖房もないなかで、服を着込んだ中学生たちが、教室の窓も閉めて、勉強していました。


2013年2月。きれいに晴れた、透き通るような青空のもと、中学生たちが、さらにたくさんの梅の苗木を植えていました。たくさんの花が咲く梅と同じように、プレマ・シャンティ中学校の子どもたちも、自分自身の花を咲かせてほしいと思います。

 

●もっとカイゼン

2013年2月にプレマ・シャンティ中学校へ訪問した際に、校長先生や先生たちとのミーティングを開きました。そこで子どもたちへの教育の質を変えたいという熱意から出てきた先生たちからの要望です。

今、プレマシャンティ中学校では、中学校が建設されたことで、高校へ進学したい生徒たちが増えてきているのです。ある男子生徒は、このように話してくれました。「この校舎で中学生の勉強ができることは、とても嬉しいです。
今、心配しているのは、中学校を来年卒業したあと、ノンヘット郡の街の高校に通うのが、とても難しいことです。ぜひ高校をここに建ててほしいです。」校長先生によれば、この地域の方針として、将来高校を 建設する計画があるそうですが、まだ校舎を建てるための資金がありません。

【リクエスト】

・高校と中学生用の教室を含む校舎の建設
資金が得られれば、さらに5教室の校舎を建設することで、この地域の子どもたちは、小学校から高校までの教育課程をこの場所で完了できる。

・パソコン
先生がレポートを書くためのパソコンが3台必要。ワード、エクセルが使えれば十分なので、中古のパソコンで、低いスペックのものでも大丈夫だと思われる。

・スポーツ用品
サッカーボール、バレーボール、ネット、バドミントンラケット、シャトルなど何でもあれば、子どもたちが運動できるとのこと。これも、寄付してくださる方がいれば、運送手段だけ考慮すれば、支援可能。

・電気
中学校の建つ丘の下までは、電気が来ていて、そこから約700mほど電線を引ければ、中学校で午後4時以降も英語の補修などができると、先生たちは話す。

・図書室
図書室や本屋もないので、図書室があれば、子どもたちが自分で調べたり、知識を深めたりできる。モン族が多く住む地域なので、ラオス語の本だけでなく、オリジナルの文字を持たないモン族の伝承などを集めるなど計画中。

できることをやる トイレの建設

プレマ・シャンティ中学校の一つの課題が、トイレでした。当初の建設の際には、トイレを建設しなかったため、先生たちや村人たちが協力して、校舎の近くに建てたのが、竹や茅葺きのトイレ。穴を掘ったシンプルなものでした。その後、トイレを作って欲しいという要請はあったものの、テラ・ルネッサンスでも予算がつかず建設できずにいました。2012年2月に訪問したときも、このトイレでした。ところが、2013年2月に訪問すると、ブロック作りのトイレができていました。これは先生や村人たちが協力して作ったもの。自分たちの問題は自分たちで解決し、自分たちにできることは、自分たちでやる、一人でできないことは、協力し合って、大きなパワーを生み出す。いつも大きな勇気とちからを中学校からもらいます。


先生、村人たちが協力して作ったブロック造のトイレ。自分たちにできることは、自分たちでやる。たとえそれがゆっくりだとしても、ラオスの人たちのその姿勢から、大きな希望を感じます。

(文:テラ・ルネッサンス)
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